夏休みになりました。

気が付いたら8月になろうとしてました。


ここ数か月、要約すると


  • 6月
    試験準備。つか教授・講師陣が「ヤベェ、ほとんどやってねぇ」と思ったのか、今までの休講分の振り替えを一気にやる。
    朝8時から18時(早ければ16時)2週間半。屍でした。
    下旬、試験。

  • 7月
    いくつかずれ込んだ分の試験ののち、3週間の実習。
    ひたすら補彩・補彩・補彩・・・未だ納得する結果は得られておりません。

    補彩:欠損部分を可逆性のある素材を使用して処置すること。後の修復の為に補彩箇所が判別できるようにするのが前提条件。
    私が今回やっていたのは、スピネットケースの外装部分。ギプスで補填している部分に、周りと似ていいる感じ(ただし上記の条件で)に色を付ける作業。



    最近漢字で書く機会減ってて忘れがちですけど、ワタクシ西田「」里奈と言います。
    この絵心のなさ、、、いわゆる完全に名前負けしてる体です。



先週から夏休みに入りましたけど、普通に学校で作業してます。
(実習中みたいに義務ではないので、ノンビリ出校作業ですけど)
やっと現実見えだしたら、部屋がカオスでした。
(不思議なことに混沌の中にも秩序がありまして、本人はどこに何があるのか分かっている)



これから掃除をしようとキッチンの整理整頓をしていたら、お菓子が出てきました。
「Hanuta(ハヌータ)」という、カードの入っていないビックリマンチョコ(もうきっと昭和ワード)みたいなお菓子です。

Hanuta

これを見た後から、とある有名なエンターテイメント会社のアニメの挿入歌が替え歌として、通称脳内CD(音楽が頭にこびりついて離れない)状態に。
(元ネタは友人)



Hanuta Matata! Waht a wonderful phrase…!


はい、掃除頑張ります。



新学期です。

書きたいここはたくさんあったのですが、久しぶりすぎて全部忘れちゃった☆
(と可愛い子ぶってみる)




ひとまず、2ゼメスター生(1年生後期)になりました。
この間、期末試験と実技研修(ワイマールの先史時代博物館で)、春休み明けに提出する実技課題を仕上げてました。


今回の冬は雪が永遠に降り続けるのかと思うほどで飽き飽きしていましたが、ここ1週間でやっと暖かくなりました。



が、それと同時に始まりました、花粉症。


クラスメイトにも「どうした?風邪?」と心配されるほど、鼻かんでいるかクシャミをしています。
かゆいよぉ~!!!



さて2ゼメ生になりましたが、今回の講義内容は色々と予定を立てにくい感じにカオスです。
実技の先生が一人、どうも急に退職されたり、客員教授の先生との連携が取れていないようで、コロコロ時間割が狂います。
更に来季から学校の講義モジュールが改変されるにあたり、筆記試験からレポート制もしくは口答試験(専攻に関連性のあるもの)に変更されるらしく、どの教科が現行でどの教科が変更なのか、みんな慌ててます。
というのは、専攻によって少し楽になったり悲惨になったりしているので。


私の専攻は悲惨になっています。
どの道やること多くて、外国人ですでに前々から悲惨なので、一人達観しています。




さて、今回2ゼメの必修は、


  • 図像学/美術史(後期ルネッサンス・マニエリスム・バロック)
  • 英語でのステンドグラス専門講義(試験を受けるかは選択可)
  • 外国語(前回同様、中国語Ⅱを選択)
  • 絵画実技(テンペラ、スケッチ)
  • 物理(熱力学Ⅱ)
  • 絵画の修復保存学
  • 化学(有機化学Ⅱ)
  • 考古学/博物館学
  • 色彩工学
  • PCでのグラフィック講座(Photoshopなどでの写真加工など)
  • 木製/金属製文化財の製造法
  • 考古学文化財の修復保存(琥珀・象牙・織物がメイン)




「/」で分けているのは、集中講義を含む交代制の講義です。


プラス3週間の実習が各2回入る予定ですが、今ゼメは祝日が多いので、それに合わせてだったり天気がいいからということで、非常にサボりの人がが多いです。

チキン西田は真面目で、出席率と実技成績は誰よりもいいです。苦笑




来週からは3週間の実習です。
しかし目下楽しみは、Händel-Haus(ヘンデル・ハウス)研修中に修復したクラヴィコードがついにお目見えするらしく、ローランド(研修中、そして今もお世話になってる修復家)と一緒に、5月にドイツ辺境の町に行くことです。
は~楽しみ!!




しかしうっかりしてたけど、まずは週末にある中国語検定試験に向けて慌てて勉強を開始します。




大学の講義

基本、1日が24時間では足りません。


体が回復しないまま翌日に持ち越すと、非常に周りとの年齢を感じさせられます。
それでも一応、うちの学年の最年長ではない(大いに平均年齢は上げているけれど)ので、若いフリして頑張ってますが。


大学の講義は朝大体8時から早い日は14時半、遅い日は19時半。
空き時間は、実技の提出物作製のため作業場にこもる。(作品は自宅作業禁止)


1ゼメスター(1年前期)の必修は

  • 文化財保存学
  • 美術史(今回はルネッサンス)
  • 化学(今回は有機化学)
  • 物理化学(今回は熱量学みたいなの)
  • 生物(今回は木材・菌類)
  • 宗教絵画史
  • 壁画構造学
  • 装飾技術学
  • 外国語(これは2年生終了までに4カ国語。今回は講義がギュウギュウなんで、少ない選択肢から中国語を何故か英語で受けているという不思議な状態)
  • 作業基本技術
  • 絵画(テンペラ、デッサンなど)
  • 写真


昼食の時間は確保されていますが、イワユル想像していたキャンパスライフとはほど遠く、何か久しぶりに国立音大調律科を彷彿とさせられますが、実技がメインではないのでフラストレーションがたまります。
それでも物理的に腕と首が回らなくなる(本当に病院に通った)ほど必死ですが、一先ずそれも現在は休憩中です。


私の通っている大学(Fachhochschule)は、いわゆる総合大学(Universität)ではないので、講義だけ受けていればいいわけではありません。


しっかり実技の集中講座があります。他の科も同じようにプラニングされているのかは分からないけれど、修復・保存科は5週間ほどの講義のみの時期の後、実技のみ(語学以外の講義は休講)の3週間の時期とを交互に繰り返します。



それぞれの専攻の担当教授もしくは講師に付き、実物の文化財を修復。
うちの大学の特色として1年目は色々な専攻を体験出来ます。


しかし、私のいるグループ(1学年を2つに分けて作業)は1週間目、違う実技課題で動いていたので、2週間目は作業場の空きがあまり無く、作業を選べる状態でないので、今回の担当講師が振り分けました。
私の専攻はここでは美術工芸品ですが、この大学の講師が昔ちょっと楽器博物館で働いていた経緯もあって、楽器が課題としてたくさんあります。
私がピアノ技術者と言うこともあり、振り子時計(音楽がなるのでからくり時計と言うべきか)の内部にある楽器の響板部分を。

・・・悪くはないのだけど、非常に担当と意見が食い違うので、作業的にと言うより精神的にストレスを感じ始めている。


無知であれば鵜呑みに出来るんだけど、楽器に関しては多少知っているものだから、「うん、そのとおり!」と素直に言えない。


あと1週間で実技週間は終わるけれど、何と言うか、良心と言うか美学と言うか・・・この考え方の違いが尾を引かなければ良いのだけど。。。(早く講義の週になって欲しいとか思い始めているし)



最悪、次回は他の担当教授につくとか、他の文化財を選ぶとか、外部へ実技研修も選択肢は残っているので、あまり深く考えないようにする。
このモチベーションの後退は今望むべきものではない。



私がそうこう身もだえているうちに、ドイツはそろそろ完全冬装備です。



大学一年生になりました。

最近、めっきりすっかりご無沙汰しておりましたが、西田は元気です。
色々ハードなスケジュールだった割には。


ご報告が随分と遅れましたが、 九月にドイツ中部のThüringen(テューリンゲン)州の州都、Erfurt(エアフルト)と言う街に引っ越しました。


今回の大学受験、三校ほど受験しまして見事三校とも受かったのは良いのですが、それぞれ少しずつ微妙に専攻が違うので長いこと悩んでいました。
が。ついにエアフルトに決めたわけです。

この三校の学科は一応「文化財の修復・保存科」なのですが、各校、その中でも細かく専攻が分かれています。例えば、絵画でも「壁画」「フレスコ画」「ガラス絵画」etcと言った具合に。
勿論、「楽器」が専攻の学校もあり、ヨーロッパでは今のところ一校だと思われますが、数年前にスイスの首都ベルンに新設されています。が、懐問題がメインで断念。(スイス人であれば国からの援助があるみたい)

それ以前に、楽器のみの専攻では就職が厳しいのが現実。
(楽器専門で博物館に所属しているのは、ヨーロッパだと15、6人ほど。フリーランスは除く。日本だと皆無。(「修理」と「修復」の概念が違う))

元々、希望する人数も少ないので、ドイツ国内には楽器専攻はない。私の研修先の担当者達は大体、「木製文化財」を専攻していた。(元オルガン製作者だったこともあって)
私もこれまでそのつもりでやってきましたが、現役で活躍している人たちに話を聞くと、いくつかの問題点が見えてきた。

一般的なものとしては、

  • 木製文化財専攻の人は結構いるので、ちょっとマーケット上溢れ気味。(絵画は言うまでもなく)
  • 一時期は紙製文化財(本など)の需要があったけど、私が卒業する頃はどうだろう?
  • 今後、必要性がありそう(現在人手不足)なのは、モダンな素材(合成樹脂など)の専門家。



楽器だけでは色々な可能性を狭めてしまう可能性があったので、元々関連性のある専攻(今までは木製文化財)とのコンビネーションで勉強していくつもりでしたが、上記の問題で今後自分が何を専攻すべきか、かなり迷い(と欲)が出始めたのは事実。


そこで猶予期間を設け、それぞれ三校少し専攻の違うもの、でも興味と関連性がありコンビネーションが可能な専攻を受験。

  • 「モダン技術文化財専攻」
    (大体19世紀以降のモダンな素材+からくりの多い文化財(時計、機械)などを扱う)
  • 「美術工芸品専攻」(色々扱う素材はピンキリ。基本、室内で使用するもの)
  • 「木製文化財専攻」(家具から教会の内部まで。ただし素材はオンリー木材)


どれも受かってしまったので、優柔不断が継続することに。。。(それが六月のブログ)


Händel-Hausの同僚達は「興味のあるとこいけばいいんだよー」と軽く言うけれど、どれも興味あるから困ってんだよ!!と少し頭を整理するのを手伝ってもらう。


どういった場所で働きたいのか。どういうことがやりたいのか。どの国で働きたいのか。


私の回答に今の業界の現状や可能性などを補足してくれ、私の決め手となった質問は、
「何をやりたくないのか」


私がやりたくないことは、私がいるのに楽器(や文化財)を状態を悪化させること。
勿論、一人でそれを阻止出来れば一番のことだけど、最悪のと気はせめて専門の人に見てもらえるまで現状を食い止める。


こんなに沢山の専攻がある理由は、どれも簡単にはエキスパートにはなれないと言うこと。
どこの博物館もそんなにお金持ちじゃないし、現場を知らない運営の人は修復家それぞれの専門性を良く知らないこと。
それでも生きていくには仕事をしないといけないこと。


鍵盤楽器であれば木材を多く使っているけれど、金属や織物、新しい素材も扱っている。
運良く楽器博物館に職を得ても、もし一人しかいなかったら?
もし楽器博物館でなくても、職の可能性のある他の博物館やフリーランスでのことも考えると・・・。


やりたいことが多すぎるので消去法となったけど、結論は自ずとしぼられることとなった。

きっと色んな素材を勉強することになるので大変だろうし、広く浅い知識になるかもしれないけれど、最低でも「私のやりたくないこと」を阻止出来る可能性が高いこと。
色んな専門を持った人と知り合いになれる可能性が高いこと。


そんな経緯で、美術工芸品を扱うエアフルトの大学に決断し、今月から十年ぶりくらいの大学生になりました。


ここで今まであまり興味なくて知らなかったような文化財も扱うだろうし、また新たに興味が出るかもしれない。
やっぱり木材を極めたいと思うかもしれない。



うん。そしたら、その時また考えよう。

優柔不断のまま、まずは三年間頑張ります。



花粉のその後と合格報告。

全ての入試も終わりストレスともおさらば!


天気は雨降ったりと悪くなったけど、やっと花粉も飛ばなくなった!
久々のコンタクトレンズが目にしみるぜゼ!





しかし何と言っても、ビールアイスもいつもにも増してうみゃい・・・!!





んでもってその後、手に入れたのは大学入学許可(合格証明書)と、





・・・・・・ビール腹!!


ヤバい!
これは「つまめる」でなく「(鷲)掴める」レベルだ。汗







大学も受けていた3校とも合格したのは良いけれど、迷う。




色々どうしよう!!